東洋経済ONLINEのサイトに、最新!「住みよさランキング2017」トップ50という記事がアップされていました。
「住みよさランキング」は、様々な分野の公的統計を用いて算出した全国814の都市を「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」「住居水準充実度」の5つのカテゴリーに分類し、ランク付けしたものです。
総合評価1位は、千葉県印西市で今回で6年連続の1位となったそうです。印西市が評価されているポイントを見ると、通勤圏などの交通アクセス、人口・世帯数が増加、大型商業施設、大学や企業の研究開発拠点、病院・保育所・介護施設等の医療・福祉施設など、『都市機能』に重点が置かれているようです。
岡山県へ移住を希望される方は「都市機能」よりも自然が豊かな「田舎暮らし」に憧れる方が多いのですが、実際に生活することを考えると「都市の快適さや利便性は捨てがたい」と思うのではないでしょうか?
岡山県の移住フェアなどに参加すると、各市町村が「田舎暮らし」の魅力にプラスして、地方都市の魅力として快適さや利便性などを「とかいなか(都会+田舎)」としてアピールする例が多いです。
さて、都市機能を重視したデータから見た岡山県の魅力ですが、残念ながら「住みよさランキング2017」トップ50内に岡山県の市町村はランクインしていませんでした。
そこで、全国814市区の最新情報が掲載されている「別冊東洋経済 都市データパック2017年版 」を取り寄せて、岡山県の市町村が何位に入っているのかを調べてみました。
岡山県内の市町村で最も順位が高かったのは、814の都市のうち94位の「赤磐市」でした。
住みよさランキング
(都市データパック2017年版〜岡山県内抜粋)全国順位 | 市町村 | 偏差値 |
---|---|---|
94 | 赤磐市 | 52.97 |
102 | 瀬戸内市 | 52.88 |
159 | 津山市 | 52.16 |
200 | 笠岡市 | 51.74 |
221 | 倉敷市 | 51.50 |
266 | 岡山市 | 51.10 |
279 | 総社市 | 51.00 |
355 | 真庭市 | 50.40 |
453 | 浅口市 | 49.55 |
527 | 玉野市 | 48.95 |
531 | 備前市 | 48.94 |
598 | 美作市 | 48.47 |
610 | 高梁市 | 48.26 |
664 | 新見市 | 47.71 |
766 | 井原市 | 45.62 |
「安心度」の分野では、津山市(全国68位)、真庭市(77位)、笠岡市(78位)が岡山県内のベスト3でした。
当サイトで先日公開した「岡山県の犯罪件数が少ない市町村ランキング」とは異なる結果だったようです。
「利便度」の分野では、津山市(全国92位)がトップでした。
私たちの実感では、岡山・倉敷が「利便度」で上位のように思えるのですが、岡山市は206位、倉敷市は423位でした。
「快適度」の分野で100位以内に入っている岡山県の市町村はなく、総社市(全国102位)が最上位でした。
真庭市(617位)、高梁市(631位)、津山市(633位)、笠岡市(636位)、新見市(664位)、備前市(669位)、井原市(704位)など600位以下の低評価を受けた市町村が多いようです。
最後に、移住・定住を検討する際に気になるのが、市町村の財政力に関する情報です。「財政健全度ランキング」では、14の指標を「脱借金体質」「弾力性・自主性」「財政力」「財政基盤」の4つのカテゴリーに分類し、順位を算出しています。
岡山県内で最も財政健全度が高いのは「倉敷市(全国190位)」でした。
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財政健全度ランキング
(都市データパック2017年版〜岡山県内抜粋)全国順位 | 市町村 | 偏差値 |
---|---|---|
190 | 倉敷市 | 54.69 |
250 | 岡山市 | 53.16 |
338 | 瀬戸内市 | 50.70 |
392 | 総社市 | 49.39 |
447 | 赤磐市 | 48.39 |
512 | 浅口市 | 47.05 |
552 | 笠岡市 | 46.35 |
556 | 玉野市 | 46.24 |
587 | 井原市 | 45.48 |
602 | 備前市 | 45.04 |
621 | 真庭市 | 44.48 |
698 | 津山市 | 42.43 |
715 | 高梁市 | 41.86 |
749 | 新見市 | 40.34 |
762 | 美作市 | 39.57 |
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