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岡山県の幸福度はどのくらい?全47都道府県幸福度ランキング2016年版〜

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全47都道府県幸福度ランキング2016年版 [ 寺島 実郎 ]
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移住満足度アンケート

『全47都道府県幸福度ランキング2016年版』(寺島実郎 監修、日本総合研究所 編)は、昨年7月に東洋経済新報社より刊行された書籍です。

経済活動や社会活動など65指標をもとにした47都道府県ランキング、47の指標による20政令指定都市ランキング、39の指標による42中核市ランキングを実施しており、本の表紙には吹き出し文字で「最新の通信簿を初公開!」と書かれていました。

全47都道府県の全体ランキングでは「岡山県」は32位、20政令指定都市のランキングには「岡山市」が総合12位、42中核市のランキングでは「倉敷市」が総合21位になっています。

移住先の検討には、広域よりも狭域な視点で。

全国都道府県のランキング、通信簿といえば、移住を検討される方にとっても気になる結果だと思います。
けれども、移住先を検討するには「広域」よりも「狭域」な情報が重要だと思います。 なぜなら、都道府県における保育園や学校、病院の全体数よりも、自分がそれらの近所に住んでいるかどうかの方が大切で、日常生活の利便性に直結するからです。

また、都道府県の刑法犯認知件数よりも、自宅の隣や近所にどんな人が住んでいるか、周囲の騒音、悪臭などの生活環境の方が移住先の検討に重要な情報です。

それでは「広域」な情報は無用かといえば、そうではありません。

自治体の移住パンフレットには「◯◯の施設数が全国1位」「◯◯の満足度が県内2位」などのランキングがよく掲載されています。
これらは、移住候補地のPR用に優位なデータを寄せ集めたものですが、上位ばかりが並べられると何を信じていいのか分からなくなってしまいます。

突然ですが、もし岡山へ観光に来て魚市場を歩いていた時、3人の店主から次のように声をかけられたら、あなたはどうしますか?

    お客さん、
  • A「うちの魚は、ここらで一番、新鮮ですよ!」
  • B「うちの魚は、ここらで一番、安いですよ!」
  • C「うちの魚は、一番、料理しやすいですよ!」
けれども、
  • Aの店は、一番新鮮だけれど、割高で料理がしにくいかもしれない。
  • Bの店は、安いけれど、新鮮でなく料理がしにくいかもしれない。
  • Cの店は、料理しやすいけれど、新鮮でなく割高かもしれない。

メリットだけを強調されても、正しい判断ができないのです。
もし、「魚の旬」「魚の相場」「魚の調理方法」など、全体の予備知識があれば、店主の声に惑わされずに済みます。
移住候補地の検討において「広域」よりも「狭域」な情報が重要ですが、全体像を知っておいたほうが正しい判断ができる確率が高くなります。


岡山県の幸福度ランキング

岡山移住ガイド.jpでは、『全47都道府県幸福度ランキング2016年版』に掲載されているランキングをより通信簿のイメージで分かりやすくするためにA〜Eの5つに分けました。

  • 1位〜9位:A
  • 10位〜19位:B
  • 20位〜29位:C
  • 30位〜39位:D
  • 40位〜47位:E

『全47都道府県幸福度ランキング2016年版』の総合ランキングでは、岡山県は47都道府県中の32位(D)でした。

岡山県は仕事分野では20位(C)、生活分野では24位(C)であるのに、何が順位を落としているのでしょうか?

本書で岡山県の「取り組み課題」として挙げられているのは「エネルギー消費量:43位(E)」「自主防災組織活動カバー率:41位(E)」の2項目です。

「エネルギーの消費量」が多さは、工場など産業用の電力使用量が多いことが全体に影響しているようです。 「自主防災組織活動カバー率」が低いのは、岡山県に災害が少ないことが理由だと思います。

関連頁災害の少ない岡山は本当か?〜岡山県の災害リスクまとめ

災害への備えはもちろん必要ですが、それが過剰であれば住民の負担になりかねません。
百年に1度あるかないかの災害に備えるために、町内会長から
「偶数月の第3日曜に公民館で防災会議・訓練等を行うので、各家庭から1名出席をお願いします」
と言われたら、進んで参加したいと思いますか?
自主防災組織活動が活発でない岡山県は、むしろ「幸福」と言えるのではないでしょうか?

全国で岡山県の順位が高いトップクラスの項目は「一般廃棄物リサイクル率:3位(A)」「自殺死亡者数:3位(A)」の2項目です。

「リサイクル」に関する県民の意識は、確かに高いと思います。
市町村によってゴミの収集方法は異なりますが、移住ガイドが暮らす岡山市では、可燃ごみ(週2回)、不燃ごみ(月1回)、資源化物(月2回)など細かくゴミの出し方が取り決められています。 そのほか小型家電は所定のリサイクルボックスへ持ち込み、粗大ごみは有料で戸別収集してもらうか、自分でリサイクルプラザまで持ち込みます。
可燃ごみ、燃ごみは、有料指定袋を利用して出さなけれならないので、できるだけゴミを出さないように工夫しています。

「自殺死亡者数:3位(A)」は、自殺する人が少ないということです。
勝手な憶測ですが、「人間、死んでしもーたら、どげんもこげんもなるまーがー、アホらしかろうがー」と割りきって考える県民が多いのかもしれません。

自殺死亡者数が少ないので、岡山県民には悩みがないように思われるかもしれませんが、「悩みやストレスのあるものの率」は意外にも高く、35位(D)でした。

「刑法犯認知件数」(警察で被害届、告訴を受理した件数)は人口千人あたり8.9件で、32位(D)で、1位の秋田県(3.5件)に比べると多く感じます。

仕事の方はどうでしょうか?
勤労者世帯可処分所得(1世帯あたりの手取り収入)は397,966円で34位(D)、若者完全失業率は37位(D)でした。正規雇用者比率は13位(B)ですから、他県に比べて正社員として雇用する企業が多いようです。

岡山県は「先進医療県」だと自信を持っていたので、医療福祉が27位(C)の評価なのにはちょっと驚きました。岡山市内、倉敷市内では医療施設が充実しているので、全県がそうであるように思っていたのかもしれません。


最後に「移住幸福度ランキング」を紹介します。
移住幸福度ランキング(子育て世帯)は28位(C)、移住幸福度ランキング(シニア世帯)では32位(D)でした。
岡山県では保育園や幼稚園に余裕がありそうなイメージですが、待機児童率は35位(D)となっていました。
教育分野は39位(D)、学力は36位(D)でした。

学力の向上は岡山県の重要課題のひとつに指定されており「教育県岡山」の復活を目指しているところです。
不登校児童生徒率は17位(B)、子どもの運動能力は14位(B)でした。 岡山県では運動公園などの施設の充実しており、地域のスポーツクラブ活動が盛んなこともあり、運動が得意な子どもが多いようです。

以上、全47都道府県幸福度ランキング2016年版から、移住に関係する項目をご紹介しましたが、いかがでしたか?

もしかして
「あまり、ぱっとしないなぁ。。。」と思われたかもしれません。
今回は、ありのままの全体像を知っていただくことを目的に紹介記事を書きました。
過剰な期待は「がっかり」を生みやすいと思います。

岡山移住ガイド.jpの合言葉は「けっこー、えーけー、こけーけー」です。
「けっこー」には「まあまあ」とか「ぼちぼち」の意味があり、それは「ぼっけー」でも「もんげー」でもありません。

ありのままの全体像を知っていただいたうえで
「岡山のフルーツが好き」「瀬戸内の景色が好き」「岡山の歴史と文化が好き」など、あなたにとってのオンリーワンの「ラブ」が見つかるよう、これからも岡山の魅力を発掘していきたいと思います。


参照: 全47都道府県幸福度ランキング2016年版 [ 寺島 実郎 ]